2008.05.23 Friday
リンパマッサージ理論「リンパ組織」
リンパ液
血液から流れ込んだ液体や、成分。細胞や間質液がリンパ管に流れ込んだ液体のこと。淡白や脂肪を多く含んでいるが、赤血球は含まれないので、無色〜淡いクリーム色をしています。白い血液とも呼ばれている。
リンパ管
リンパ液の通る管で皮膚(真皮)と内臓(粘膜)に網の目のように分布しています。リンパの多くは、筋肉組織にはなく皮膚に集中しています。
リンパ節
体全身に600〜800ぐらいあり、頚部、頭部だけでも160個以上あります。またリンパ液の中継基地の役目をしてその働きは、免疫にも関わるリンパ球の産出とリンパのろ過作用です。病原体、毒素、異物はここで処理されます。
リンパマッサージにおいて重要なポイントです。
身体の主なリンパ節
■鎖骨リンパ節
体内に流れたリンパが最終的に鎖骨付近にある太いリンパ管に合流して静脈流れ、最後に心臓に戻れ流れ込む場所です。
鎖骨リンパ節が滞ると体全体のリンパの流れが悪くなります。
鎖骨が見えない人、片方だけ鎖骨周りがむくんでいる方はリンパが滞っています。
左鎖骨がリンパマッサージにおいて重要なポイントとなりますので
一番最初にマッサージを行いリンパの滞りを取り除きます。
■腋窩リンパ節(わきの下)
ノドや肺に近いので、外部からウィルスなど体内に入った時に、真っ先に免疫機能が働き、腫れやすくなる場所。
腕、二の腕、バストアップ、肩凝りの一部は腋窩リンパ節に流してリンパマッサージをおこないます。
■腹部リンパ節
ここが滞るとウエストはむくみ、下半身の周りも太くなり女性でしたら便秘、婦人病の引き金にもなります
■鼠経(そけい)リンパ節
首顔の次にリンパ節が集中しているため、ここが滞ると下半身が太くなりセルライトができたり冷え性になったり内臓機能の低下もおこります。
脚を細く、太もも、ヒップ、ウエストくびれ、腰などは鼠経(そけい)リンパ節を中心にリンパマッサージを行います。
■膝窩(しっか)リンパ節
足に流れるリンパの中継地点。ここが滞ると足がむくみ、下半身太りの引き金となりますのでしっかりとリンパの流れをよくする重要なポイントとなります。
ふくらはぎを細く、膝の痛みなどは、膝窩(しっか)リンパ節を中心にリンパマッサージをおこないます。
詳しいリンパ節の場所の詳細は以下より見ることができます。